2012.12.18
日本小児科医連盟ニュースNo.1
日本小児科医連盟ニュース No.1
(2012.12.11発行)
12月16日に実施された衆議院議員選挙は、自由民主党の圧勝でした。
自由民主党の獲得議席数は294で、公明党との連立政権ができますと自公合わせて325議席を獲得したことになります。自公両党は、参議院で過半数の議席を持っておりませんが、参議院で法案が否決されても衆議院で再可決が可能な320議席を超えることになります。
日本小児科医連盟では、衆議院解散が決まった直後の12月2日に、平成24年度第2回執行委員会を開催しました。当日の執行委員会では、衆議院選挙推薦候補者の推薦方法について審議され、各都道府県小児科連盟会員の協力を得て決定した候補者に、推薦状と推薦料をお送りすることを決議いたしました。
選挙の結果、本連盟が推薦した候補者のほとんどはめでたく当選されました。しかし元厚生労働大臣小宮山洋子先生をはじめ、当選を期待した有力議員の方々が落選という残念な結果にもなりました。
今後しばらくは自公政権が続くと思われますが、民主党政権下で3党合意により法案成立した、社会保障改革関連5法案の具体的審議が進むことを祈ってやみません。その中の「子ども・子育て支援法」には、子育て支援に対する国の費用負担を増やすことともに、一般事業主からの拠出金徴収や内閣府に、子ども・子育て会議を置くことなどが明記されております。この法案が重要なことは、我々が求めている「小児保健法」制定への議論のスタートになり得るからであります。
国会運営が軌道に乗りましたら、日本医師会のご指導のもとに、「小児保健法」制定に向けての議員連盟を作りたいと考えております。
その際、議員連盟の中核となっていただける議員は、今回推薦させていただいた方々と思います。
日本小児科医連盟の会員の皆様には、「小児保健法」が一日でも早く制定されるようご支援ご指導をいただきたくお願い申し上げます。